沖縄版 相続税の実際 改訂版 シーブングァー
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シーブングァー(おまけ) 久高島(沖縄県南城市知念)のユニークな土地制度
久高島は沖縄県南城市知念(旧知念村)にある離島である。
周囲約8キロメートル、南北に細長く、島の北側は神の領域、集落は南端のわずかな所に集中している。
「神の島」と言われ、数多くの神話が伝えられている。
この久高島には、個人所有の土地がない。島民は「字」から土地を借りて、一定の利用料を支払って、家を建て、畑を耕している。
この制度〔地割(ジーワイと呼んでいる)〕を守るために、「久高島土地憲章」を制定している。
憲章の前文には、「久高島の土地は、国有地など一部を除いて、従来字久高の総有に属し、字民はこれら父祖伝来の土地について使用収益の権利を共有して現在に至っている。
字はこの慣行を基本的に維持しつつ、良好な自然環境や集落景観の保持と、土地の公正かつ適切な利用、管理との両立を目指すものである。」と書かれている。
久高島の土地は字の共有財産であり、個人は一定の利用料を支払いながら、使用(利用)権が与えられている。
久高島に、多くの自然や文化が数多く残ったのは、土地所有を巡って外部資本が入ってくるのを守るこの憲章のおかげと言えるだろう。





