税理士法人ダイヤモンド経営
株式会社キャリア総研
HOME >> 著書のご案内 沖縄版エンディングノート発売記念インタビュー
著書のご案内

沖縄版エンディングノート発売記念インタビュー

相続の本ではなく、なぜエンディングノートなのですか?

30年余相続に関わってきましたが、相続というとすぐに見えている財産だけの話になりがちで、財産を残してくれた親・祖先の顔が見えてこない・・・
本質が見えていない、これは大事なことが欠落しているなと思ったからです。
エンディングノートは、この大事なことを、伝え残すアイテムになるのではないかと思っています。

親・祖先の思いや願いをしっかり伝え、有難くいただく相続であればと思います。そんな思いが相続争いを防ぎ、頂いた財産に思いを入れて使い、子や孫に継いでいくことが出来ると思います。

相続していく中で、財産は相続しても肯定したくない家系・親も存在するでしょうが、嫌だと思う家系の不徳を浄化することで、次の世代への不徳の連鎖を断ち切ることが出来ます。

父母を敬い許すという関門を通らずには、次へ継いでいけないということです。いやぁ、言うのは簡単ですが、なかなか親子の確執を解くのは難しいですけどねぇ。

けれど人生の最期を考えるときに、自分の次の世代へ良き家系の流れを残したいと願って、ぜひ「父母を敬い許す」という事を考えて欲しいです。

その為に私たちが出来ることは何でしょうか。

大そうなことは何もありません。

相続でこじれている方たちのお話を聞いていると、家族のコミュニケーションが不足しているなと感じることが多いです。

「亡くなった父親は、何も話さなかった」とか「財産のことは一切口出しさせなかった」など言われる方も少なくありませんが、父親ともっと根本的に話し合ったというか、話を聞いてあげたというのが少ないようです。

父親の生い立ちや、悲しかったこと、楽しかったこと、財産を築くまでの努力や苦労話、子育ての話など聞くことは沢山あったと思います。

親がどのようにして財産を築き守ってきたかを知ることで、感謝の念が日ごろから湧いてきます。

何より父親とも、そのことでコミュニケーションが良くなりお互いに思いやることが出来てくると思うんですね。家族全員のコミュニケーションが良くなると、意志疎通がとれて相続の際にも、お互いの話し合いがスムーズです。

以前、お客様からこのような話をお聞きしました。

そのお客様は80歳後半のお爺ちゃんですが、とてもしっかりしてご自分の相続の時には家族に相続税で迷惑をかけたくないから、今から準備しておきたいとおっしゃいました。 その心掛けも立派ですが、更に感心したのは、財産の中には、現在では評価額よりも下回るものもあるけれど、

「それは私の祖先が琉球王朝からご褒美でいただいた土地なので、しっかり残しておいて私の子や孫に受け継いで欲しいんだよ。」と。

それをお隣で二人の息子さんもうなずいて聞いていました。
日常のなかで、こういうお話を子や孫が聞けるというのは、とても微笑ましいものですね。

家族のコミュニケーションが相続争いを防ぐということでしょうか?

そうです。家族間の確執がとれ、親に対する感謝の念が湧き、親の思いも受け継ごうという機運がでてくるのです。

財産が多いからモメるのではなくて、財産がこれだけしかないとか、少なくてモメることも多いものです。

親が亡くなると子供達は日頃からの感情のもつれや、しこりが表面にでて、争いになります。だからこそ、日頃から父や母と子供達のコミュニケーションが必要なんですよ。

父や母の教えや願いが、きちんと相続する子へ届いてこそ円満な形です。

土地や財産は金額に換算するだけでなく、その歴史や家族の繋がりとも関係があると思います。それが相続財産の本質だと思うんですよね。

その相続財産を申告する税理士の使命は何ですか?

もちろん、相続税を算出することはコアの業務ですが、申告した結果、争いや相続人同士が不仲になるようでは心外です。

「財産がなければよかった」と言わせないように、申告を通して税理士が家族の崩壊を防ぐことが大切だと思っています。

税理士が家族をまとめるために、相続背景に目を向けながらパイプ役となって、話ができる環境と道標になろうと、心がけ向き合っています。

そのうえで、適正な税金を算出し、納税までをきちんと見届けることが大切です。

なぜ沖縄版を作ろうと思ったのですか?

ある日、車でラジオを聞いていたら「エンディングノート」の話をしていました。DJの方が「沖縄版があったらいいですね。」と言った一言がキッカケです。(笑)

沖縄版の相続の本を3冊出版しました。沖縄版エンディングノートを書くなら「私」でしょう!(笑)と・・・。

私がこのエンディングノートを書くべきだと思いました。

なぜなら、実務を通して沖縄独特のトートーメー問題などで、相続争いが度々起こっているのを目の当たりにしていましたからね。

そのような事例を紹介しながら、解決の糸口や大切なことを伝えるひとつの手段として、このノートが活用されればいいなと願っています。

でも「エンディングノート」を書くのはもっと先かなと思ったりしませんか?

このエンディングノートで人生を整理していくと、自分自身の歩みを振り返って見つめ直すことになると思いますね。

すると、自分の使命を改めて見つけることに繋がると思います。子どもや家族にこれを教え伝えていこうとか。

人生の「エンディングノート」ではなくて人生の「再スタートノート」とも言えるでしょうね。

相続のために書くというより、結果として相続に繋がるんです。

改めて「沖縄版エンディングノート」を制作していかがですか?

人生は100人いたら100通りの人生があると思います。波乱万丈、順風満帆、様々な人生を送り、還暦を迎え、あるいは子育てを終え、定年を迎えた方もいるでしょう。

人生の後半戦に向けて、これまでの人生を振り返り見つめなおし、これからの人生をより充実したものにするために、心の整理をすべきではないでしょうか。

このエンディングノートに書き込むことは、自分自身を整理してより良く生きる道筋になってくれると思います。さらには、子や孫、残された家族がエンディングノートを通して「生き方」を良い方向へ導いてくれることになるのだと信じています。

最後に何かお伝えしたいことはありますか?

沖縄では移民や県外に出かけて、連絡が途絶えている方も少なくありません。

相続が発生するとこれが致命的となって、手続きが行えません。気が重いかもしれませんが、是非とも遺言書を書いて欲しいと思います。

その第一歩となるよう、このエンディングノートを下書きという、軽い気持ちで取り組んで欲しいです。トラブル回避への重要なポイントです。

そしてこのエンディングノートを通して、もっと広く相続に関心を持って欲しいと思っています。

相続税は基礎控除が小さくなり、金持ちの税金ではなく大衆の税金となってきます。

ですから「相続でもめないため」にも、元気なうちから読んで、書いておいて欲しいですね。


税理士法人ダイヤモンド経営 無料診断以外に更に詳細な分析と診断を承りますので、弊社までメールかお電話でお問い合わせください。
那覇事務所

那覇事務所

那覇市松山1丁目32番7那覇久米ビル2階
[地図を見る]

那覇事務所 TEL/FAX
浦添事務所

浦添事務所

浦添市宮城1丁目35-10 2階
[地図を見る]

浦添事務所 TEL/FAX
北谷事務所

北谷事務所

北谷町字伊平262-1
[地図を見る]

北谷事務所 TEL/FAX

お問い合わせはこちらから