山内の仕事部屋WORKROOM

税理士の仕事と一言で言っても、案件は実に様々です。私の抱える仕事の一部を箇条書きにしてみました。どう取り組んで、どうやって解決したか?!あなたの抱える問題が類似していたら、是非一緒に解決していきましょう。

相続・事業承継

  1. 相続税申告は過去・遺産分割協議は未来の視点で考える
    相続税申告をする際に大事なポイントは相続人が争わない円満な相続

  2. 養子縁組は慎重に行うことが大事
    未来視点で考えることが必要。養子縁組解消は困難。

  3. 相続税調査と審査請求と訴訟は慎重な判断を
    税務調査を続ける中で審査請求(国税不服審判所)したほうが良いと思う案件と訴訟(裁判所)の是非を考える
    沖縄の土地問題は複雑な時代背景(戦後処理等)があり、全国画一の財産評価通達にそぐわないことか多々あります。ある相続問題で訴訟を準備していましが、総合的な判断で修正申告を選択しました。

  4. 兄弟に相続が発生した時の注意
    甥姪まで相続人になり得ますが、遺言書を残すことでトラブル回避できます。

  5. 相続放棄と限定承認の違い
    単純に相続放棄をすればいいと、安直に答えを出さず限定承認も考えよう

  6. 相続税対策と土地評価・・条例・建築基準法等の整合性を検討する
    土地評価の視点に条例や建築基準法の観点をも加味することが重要です。

  7. 遺留分侵害請求権と対策
    「相続人が争わないように」遺留分のことも念頭においた対策が必要

  8. 遺言書・家族信託契約書は生前に相続人に開示・説明しておくのが大切
    どうしてこの内容の遺言書なのか、生前に家族へ理解してもらうことが大事です。

  9. 同時死亡と死亡診断書で何が変わるか
    亡くなった順番で相続税が異なることも。事実の確認を慎重に。

  10. すべての財産を処分して第二の人生を切り開く
    相続人(夫又は妻)が今度は自分のために人生を全うすることで、亡くなった人も報われる

  11. 本家の財産が姻族にわたる
    トートーメー承継から抜け出せない地域があるのも現実。事前に対策を考える

  12. 事業承継と株主構成の難しさ
    企業の永続性のために株主の利益と構成を慎重に考えることが、如何に大事か

  13. 名義株は生前に決着をつける
    「この株式は名義株で実は私のです」と言っても相続が発生しては、そうはいきません

  14. 相続で多額の借金を引き継ぐときの心得とは
    債務が多額の事業を相続すべきかどうか、客観的視点と事業性及び相続人の資質をも検討したうえで結論をだす。早急な結論は危険。

  15. 使い勝手が悪い遺産分割の仕方とは
    相続で不動産が共有になると、後々困ることが多い。注意が必要。

  16. 家族信託と遺言書と成年後見制度の住み分けとは
    それぞれの特長とデメリットを理解したうえで行う。組み合わせることも有り。

  17. 遺産分割の成功事例
    財産を処分して、多数の相続人が各々数千万円を税引き後現金で相続することで、すんなり遺産分割がまとまりました。

  18. 不動産を手放さない相続人の心理とは
    祖先の財産を守り抜く使命があり、遺言書を書きたがらない傾向

  19. 遺言書の作成を同意させるためには
    祖先からの大事な財産を孫へ引き継ぐことの方法を提示する

  20. 自社株式対策と事業承継
    すぐに出来る対策と数年かけて行う対策、そして承継者問題に取り組む
    ※事業承継税制(税金がかからない事業承継対策(株式贈与))の落とし穴

  21. 相続放棄は相続財産調査の後に行う
    相続放棄は、相続開始を知った日から3ヶ月以内に手続きが必要ですが、あせってはいけません。特に相続人間に不仲がある場合、感情的に放棄してはいけません。

  22. 事業承継は後継者が決まっている場合、決まっていない場合の対策が違ってくる
    後継者が決まっている場合は株価を下げ生前贈与を行います。決まっていない場合は「株価抑制法(法人分割・株式交換・株式移転)」を検討します。

  23. 地積規模の大きな宅地を共有している場合の評価方法に注意
    地積規模の大きな宅地を共有している場合は、各人の持分の面積ではなく共有地全体の面積により要件を判定します。また、それぞれの面積比ではなく、土地の価額の比を使用するとさらに節税になります。

  24. 独身兄弟の遺言書は非常に重要性
    兄弟は第三順位で相続人になります。兄弟間には遺留分が発生しない特徴がありますが、兄弟が海外に移民したり、兄弟が死亡したりすると、代襲相続人が相続人(甥・姪)が相続人に加わり、多数の相続人が発生します。なかには、兄弟の一人が成年後見制度を利用したりすると、遺産分割がかなり困難になります。従って、独身兄弟がいる場合には遺言書を備えることをお勧めします。

  25. 当初申告で配偶者に多額の債務を相続させることは危険。
    相続税の配偶者控除は相続税の節税に効果的です。しかし、税務調査で相続財産の評価額が多額に修正された場合には
    適用できなくなります。多額な財産価額(調査による再評価額)と多額な債務額(収益物件取得)が相殺され、その効果の恩恵が受けられなくなるからです。

 

企業・病院経営

  1. 子供たちに役員報酬(非常勤役員)を適正に支払う方法
    非常勤役員は月額15万円以下が目安。遠距離でもネットワークで試算表等が見れる通信環境を構築する。

  2. 外国籍の子供に役員報酬(非常勤役員)を適正に支払う方法
    遠距離でもネットワークで試算表等が見れる通信環境を構築する。

  3. 利益繰延型の生命保険利益対策のデメリットを考える
    特徴を理解しないまま、節税と思い込み加入している保険を再検討する。キャッシュフローが悪くなる・解約のタイミングで損をする・納税の繰延にすぎない・・今一度確認を。

  4. 経営者の生命保険は掛け捨て型がベスト
    無駄な繰り延べよりも、万一の時の保障が事業継続には大切

  5. 医療法人にしない又は法人を活用していないドクター
    せっかく法人化しても活用せず税効果の恩恵を受けていない。実にもったいない。

  6. 病院経営を子供に引き継ぐ対策を再検討する時代
    診療科目の違い、方針の違い、院長としての資質等があり、必ずしも病院をそのまま承継することが正解でなない

  7. 経営者は自社不動産の現在時価を頭に入れておくと経営が楽になる
    長年の企業経営で自社の不動産は資産価値が年々高まっている。経営を維持しておけば企業価値は確実にアップする。

  8. 勤続老齢年金を知らない経営者は損をしている
    制度を理解する税理士だからこその提案。働く経営者も満額年金は貰える。

  9. 企業のM&Aを考える時代が到来しています
    承継者不存在ならば、株式対策も含め所有する不動産をどうしたいか日々相談を受けています。

  10. 企業への帰属意識が高まる給与にならない福利厚生費の支給の仕方
    経営者が常日頃から気にする給与問題と従業員の満足度。企業の特性を活かす。

  11. 企業のソフトランディング・M&Aだけが選択肢ではない
    老舗企業には必ず「暖簾(のれん)」ある。借地権がある。得意の商圏・商品がある。人材がある。借金を全て清算し後継者の好きなジャンルを加え事業を組換える。後継者のやる気がみなぎる。

  12. 土地勘定と一体となっている構築物(償却資産)に注意
    代表的なものはゴルフ場のコース勘定です。アスファルト・砂利や砕石・暗きょ(地下の排水路・防壁工事等)・擁壁等は償却資産となります。土地勘定が多額になっている場合は構築物が混同してないかチェックしましょう。

  13. 八重洲町に農地(500坪)を購入しました
    名称「ダイヤモンド農園」ドラゴンフルーツ・バナナ・野菜等を社員に供給していきます。プレハブ事務所(電気・クーラー付)・トイレ・井戸・物置設置しました。会社の福利厚生施設として、新しい試みです。

  14. 借地権課税の特徴
    親族間等によるあいまいな契約・取引関係に多い。
    親子間・同族会社と個人間の土地の賃借があり、地代の支払い方法が曖昧で、特に法人が関与する使用貸借は、法人税法により課税関係が生じます。
    貸借対照表に「建物」だけ記載がある場合には、借地権発生の有無の確認が必要です。

  15. 動く診療所(奈良県宇陀市)
    令和4年スタートした移動式診療所、IT技術の進化・医療法・薬価法改正等がいよいよ出そろいました。
    新しい医療提供体制も整い、医師・看護師が同乗し(看護師だけの場合もありです)X線撮影・血液検査・心電図・エコー等々搭載し、診療所・クリニックとほぼ同等の医療機器が搭載されているようです。へき地医療の決め手になるのか、離島や無医村地区が多い沖縄県においても活躍が期待されます。ビル・ゲイツいわく「AIに対する最大の期待は、AIを活用して健康を向上しようと言う事です」県内においても、高齢の医者が多くなり体力的に診療所を維持することが難しい昨今、AI・IT技術の進歩は新しい医療提供体制に期待が持てます。医療のイノベーションですね。

  16. 医療法人の分割等
    医療法人も普通法人と同じく分割・合併等が可能です。(分割は経過措置医療法人・社会医療法人・特定医療法人は不可)税制適格なら課税も生じません。ベツト稼働率の向上・M&A・医療法人相互間の契約等々、経営改善に役立ちます。

  17. インチねじは懐かしい(アメリカで使われている長さの単位)
    復帰前の沖縄ではアメリカ製の車・家電等の部品サイズは全て「インチ」で表示がなされていました。現在でも老舗の金物店や自動車部品店ではインチねじ等が保管され販売されています。インターネット時代の今日、販売戦略として「Long tail ロングテール」というマーケット戦略があり「あまり売れないモノので顧客を誘い、儲からないが通常の買い物もさせる戦略」です。インチねじはアメリカ世の名残と思っていましたが、インターネット時代にも通じる販売戦略でした。